X-ファイル シーズン6の2の情報・感想・評価

エピソード02
迷走
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コメント4件
HalloweenGirl

HalloweenGirl

このエピソードは、スリルと絶望、そして人間の尊厳が交錯する“走るしかない地獄”の物語だった。 冒頭から謎の爆発的な頭痛、車で逃げ惑う謎の男――「なにが起きてるの!?」という混乱と共に、視聴者はモルダーと一緒に地獄のロードトリップに巻き込まれる。 最初はただの誘拐犯にしか見えなかったクランプ。だけど彼の言葉が少しずつ真実に近づいていくにつれ、「彼は犠牲者だ」という確信が、見る者の胸に重くのしかかる。 「あいつら(政府)がやったんだ。俺たちをモルモットのように扱った…」 この叫びは、Xファイルが一貫して描いてきた「政府の闇」そのもの。 そして、耳の聞こえない隣人だけが助かったという皮肉が、原因が“聞こえない何か=周波数”であることを静かに示唆している演出にもゾクッとさせられた。 何よりも胸が苦しかったのは―― モルダーとクランプがゴールにたどり着いたその瞬間に彼が命を落とすこと。 あと少しだった。 スカリーは準備していた。 なのに間に合わなかった。 希望が見えた直後の死。 人生を破壊された一市民の魂の最期。 そして、それでも隠蔽される真実。 これはただの超常現象の話じゃない。 権力の冷酷さと、それに踏みにじられる人間の存在の重さを描いた“現代の寓話”だった。
tai

tai

農家訪問 頭破裂 止まれない ミスターを付けろ ひたすら西へ シーフェアラー計画 ブライアン・クランストン!!!
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おーちゃん

おーちゃん

このコメントはネタバレを含みます

確かに迷走してる( ̄▽ ̄;)
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miki

miki

えっ、ウォルターホワイト??
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