X-ファイル シーズン6の4の情報・感想・評価

エピソード04
クリスマス・イブの過ごし方
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HalloweenGirl

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このエピソードは、ただのゴーストストーリーでも、コメディでもない。 静かで、不気味で、そしてとても優しいクリスマスの寓話だった。 🏚️ 舞台は古めかしい屋敷。 モルダーが言い出した「心中事件のあった幽霊屋敷」に、 スカリーはしぶしぶ付き合わされるかたちでクリスマス・イブに訪れる。 そして現れるのが、100年前に心中したカップルの幽霊──モリスとライダ。 彼らは、ふたりをただ脅かすのではなく、 それぞれの「心の奥の孤独」に静かに語りかけてくる。 🧠 モルダーには──「お前はひとりだ」と。 彼がわざわざイブにスカリーを呼び出したのは、 本当は事件のためじゃない。 孤独が怖かったから。 幽霊のモリスにそれを見透かされ、 「誰とも繋がれないまま孤独に死ぬぞ」と突きつけられる。 🩸 スカリーには──「あの人の間違いを見つけたいだけでしょう?」と。 彼のパートナーとして来たふりをして、 実は“理性”と“正しさ”で相手を否定することに依存していた。 ライダの言葉は、スカリーが長年まとってきた「科学的で冷静な仮面」を砕きにくる。 💀 そして現れる「ふたりの骸骨」 モルダーとスカリー自身の服を着た、未来の死体のようなもの。 これは、もし信じ合えず、疑念と孤独に負けてしまえば、 「ふたりも同じ運命をたどる」という警告に他ならない。 🔁 でも── 幽霊たちの罠には落ちなかった。 撃ったはずの銃声は幻。 床の血も錯覚。 家に帰って 心の奥で、ふたりはちゃんと向き合いはじめていた。 🎁 ラストシーンはささやかな奇跡 「クリスマスにはプレゼント交換はしない」 そう言ってたふたりが、 それぞれこっそりプレゼントを用意していた。 世界は変わっていない。 政府の陰謀も、UFOも、幽霊もまだそこにある。 でもふたりの間にだけ、小さな光がともった夜だった。 🎄🎅 これは“Xファイル風・クリスマス・キャロル”。 恐怖でも事件でもない、孤独と信頼の物語。 そして──「君は本当にひとりじゃない」と、そっと教えてくれるエピソードだった。
tai

tai

クリスマス幽霊屋敷コメディの回 クリスマスイブ 呪われた館 オナラ 理性 同じ服 同じ部屋 壁 孤独を恐れている 女たらし 化け物 クリスマスを盗んだ幽霊 永遠の契り メリークリスマス🎁 リリー・トムリン
おーちゃん

おーちゃん

このコメントはネタバレを含みます

けっきょくイチャイチャを見せられた?( ̄▽ ̄;)
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