このレビューはネタバレを含みます
原題『メロが体質-本格的なおしゃべりブロックバスター-』
全16話
最初から最後まで、ずーーーっと大笑いして大泣きして観た。
漂う家父長制に主役4人の抵抗するセリフが自然に多いのも凄く良い。
熱さではなく、リアルな反応にすごく気分が良かった。
優しいし、温かい。
俳優の今までの出演ドラマのネタや、
ドラマ制作の広告案件のネタも面白かったし、子どもが起きるからって、小声で何分も聞こえないセリフで喧嘩するシーンも、ドラマの中の脚本とこのドラマの脚本の境目がわからなくなる瞬間や、何があっても当たり前に生きていかなきゃいけないこととか。
もう、何かほんと。
こんな傑作ドラマを今まで知らなかったなんて…
あと、セリフで「謝って」「ごめん」「許す」って、ところがあって、訳は“許す”なんだけど、実際は“受け取る”って言ってて、「あぁ〜韓国も“許す“じゃなくて、”受け取る”のね(脚本がなのか?『ヴィンツェンツォ』でも「反省は変わることだ」ってセリフあったけど)」と思った。
ここの訳は、日本的に訳しちゃ絶対ダメだと思う。この作品の大事なところでもあると思うんだけど…
日本は謝れば許すというのがあまりにも浸透しすぎてて、本当にヤバいと思う…
そして、意識せずにまたしてもソン・ソックが出てる作品を観てしまった…やめてくれ。良すぎて死ぬ…