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エミリー、パリへ行く シーズン2のsaedaのレビュー・感想・評価

4.5
最初は単純に、ファンションかわいい〜リリーコリンズ美しすぎる〜パリ生活憧れ〜みたいな感じで見てたんだけど、シーズン2はアメリカに留学してた時の自分と重ねてみてしまってた。

まず、アメリカとフランスの文化の違いを露骨に出してくる。とにかくフランス人は、オンオフがはっきりしてる。休日の仕事はNGだし、「ビジネスには私情を挟まない」何度も出てくるこのセリフ、めっちゃ好き。
人間関係の築き方も国の歴史の深さと浅さが比例してる気がした。長いスパンで考えて行動してるのがフランス人。目の前の成功のみを考えて行動するのがアメリカ人。

生活スタイルも人間関係もビジネススタイルも全部違う、留学初期は文化の違いを受け入れるのに時間がかかるし、嫌で仕方ない。常識を覆すって本当に難しい。
でも知らない間に愛着が湧いて、むしろ新しいほうを好んだりする。これが人生の楽しさだと思うわけ!!この刺激を、楽しいと思うか辛いと思うかは人によるけど、私はこれこそが人生の楽しみ方だと思う。
「以前の私だったら迷わなかったわ、パリに来て以来私の人生は激動と混乱ばかり、だけど素晴らしいことも多い。めちゃくちゃな人生、そんな人生には慣れてないの。シカゴでは計画通り生きてたし、友達の彼氏は愛さなかった。」
やばいこのセリフやばいやばすぎる、流石に友達の彼氏は愛さないけどやばい。
計画通りでない人生を楽しんでいるエミリーが好き!!!!

そしてこれはアメリカフランス関係なく私が日本人として思ったことだけど、
外国人ってよく泣くよね??
しかも結構子供みたいなことで泣く。
「大人は泣かない!」みたいな環境で育った私からしたら、この歳になって友達の前で頻繁に大泣きするのが違和感でしかなかった。でも、人間らしくていいなぁとも思った。本能のままに生きてるというか、、。
我慢するのが普通、とか、大人だからこうあるべき、みたいな誰が決めたかわからない謎の決まり事が多すぎるが故に、感情を表に出すことがいけないことになってしまったんだな。

映像も綺麗だしファッションも素敵だしパリでの生活も憧れだしエミリーも可愛いし内容も面白くなってきたからシーズン3楽しみ
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