序盤の退屈な進行から一転、ウルクに行ってからは俄然面白くなった。軍隊ものにしてはリアル感薄めだけど、紛争地域の過酷さ、軍隊や政治のしがらみ、果ては南北問題まで、色々考えさせられたり教えられたりすることが多くあり、なかなか奥行きが深い。
二組の恋愛はキム・ジウォン組の方がより切実で共感でき、ジュンギ組は単調なやり取りの繰り返しで飽きてしまう。これはたぶん…ソン・ヘギョがやっぱりどうも苦手なせい。あの高慢ちきな雰囲気をどうにも受け入れがたい。
南北問題以降はストーリーが単調でほぼ予想通りの展開。復活の下りもやや雑で唐突。作り方次第ではすごいスケール感のある作品になったのではともったいない気もする。