ハリコ

Why Women Kill ~ファビュラスな女たち~ シーズン1のハリコのレビュー・感想・評価

3.8
カリフォルニアの閑静な住宅街にある豪邸で起こる殺人事件を巡るサスペンスコメディ。『デスパレートな妻たち』のマーク・チェリー制作と聞いたらデス妻好きは見ちゃいますよね。

原題Why Women Killで分かるように、なぜ女たちが殺すかを考えながら読み解いていくストーリー。3人の主人公の心情が複雑で一筋縄ではいかずミスリードが多いところがニクイ。

3つの時代に沿ったテーマがそれぞれあり、1960代は男性優位社会やDV。
1980年代は同性愛やAIDS偏見。
そして現代2019年では、ポリアモリー(同意の上での複数恋愛)が主軸となっている。

どの時代の主人公も羨むようなタフさと美しさを兼ね備えいて、特にルーシー・リューの魅力は長尺のドラマシリーズにピッタリ。見れば見るほど彼女を好きになっていく。

それぞれの時代の話が唐突に切り替わるけど、分量や展開が絶妙ですんなりと内容が入ってくるのは脚本力の凄さ。

L-O-V-Eの音楽で始まるリキテンスタイン風のポップな殺害オープニングはクオリティ高く、これは面白そうだぞと良作の予感は間違いなかった。
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