ザ・モーニングショー シーズン1の豆苗もえこのネタバレレビュー・内容・結末

朝の人気番組キャスターのセクハラ不祥事を番組に関わる色々な人物から描いたドラマ

仕事の地位や権力にしがみつく為みんな利己と打算で動いて裏切り裏切られ……爽やかな朝のニュース番組の裏に渦巻く人間模様と権力構造がリアル(知らんけど)
毎話えーっ！どうなるの？という終わりなので気になって続きをどんどん観てしまった。

実際私はMeToo運動や女性の権利のニュースは傍観していた。このドラマではセクハラ加害者、被害者、傍観者、加害者の尻拭いをする人…色々な人を描いているので考えるきっかけとして入りやすかった。

特に身につまされて感じたのは、ハンナの最期。私だったらどんなに辛くて苦しくても、泣き寝入りして死ぬなんて惨めで虚しいし、負けだと思っていたが、彼女は死んだ。
まず「1回寝たくらいで死ぬなんて！」と思った自分がいたのに驚いた。
後から彼女にとって「1回寝たくらい」ではなく、正当に評価されず、助けの声を揉み消され、不祥事で昇進した代わりに他の人が犠牲になり、恐怖でパニックになり心にトラウマを抱えたこと思うと表面だけ観ている自分の浅はかさに気づいた。

道徳の感想ぽくなっちゃったけど、まだどこか残ってる自分の男尊女卑意識とか価値観とかアップデートしていきたいな…と考えさせられたのでした。