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ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~のmoeのレビュー・感想・評価

4.0
女性差別をはじめとする今にも繋がる社会問題やこころの問題が、19世紀に生きた詩人 エミリ・ディキンスンの生涯を通してコミカルに描かれたドラマ
ヴィジュアルは19世紀なのにダンスや流れる音楽、ノリは思いっきり現代のそれという斬新さが魅力的だった

恐らく実際の彼女の生涯は詳しく明かされていないと思うし、詩の感触からして何となくこんなにキャッチーな感じの人では無かっただろうと思うので、脚色はされているし想像な部分も多いだろうけど、だからこそ見易いし見応えのあるドラマになっているとおもう!

女性がほんとうに生きづらい時代でキモいしツラい
殊に現代的な思考を持った、そして詩を発表出来なかったエミリにはどんなに苦しい暮らしだったことだろう。
例えば父は娘を愛していないわけではなくて、それほどに女性差別は当たり前の認識で根強いものだったということなんだよね

#3まで1年近く前に観て まあまあかな〜くらいにしか思ってなかったのだけど、1年間無料が終わる前にと#4から観始めたらとても良い作品だったのでびっくりした
いろんな媒体を通して見る日食良かったしエミリとベンのふたり尊かったな...
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