ルーク大佐

フォー・オール・マンカインド シーズン3のルーク大佐のレビュー・感想・評価

4.4
SFサスペンスドラマ史上トップクラスのドラマシリーズが誕生した。シーズンが進むたびにドラマのレベルが上がってくる。
宇宙ベンチャーの躍進とNASAとの確執、核廃棄物をつくる核分裂ではなくクリーンな核融合技術の宇宙利用など、宇宙マニアがノリノリで見たくなるトピックが盛り込まれている。

脚本チームのアイデアは最終話で炸裂する。
共和党からゲイ大統領の選出やその暴露、過度なゲイ擁護は現代のアメリカを見ているようでシラケた。ここはマイナスポイント。
過去シーズンと違って米ソは敵国ではなくパートナーに昇格、新たに迷える羊も登場する。

しかし、編集や音楽のセンスは抜群だし、悲喜こもごもの揺さぶり方はプロの技だし、途中退場させる人物の持ち上げ方もうまい。
シーズン4はどんなクオリティを見せてくれるのか。
ルーク大佐

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