冬美(石野陽子)、秋子(藤原理恵)、夏樹(紘川淳)は、規則の厳しい私立白弓女学園高校に通う仲良しトリオ。3人は学校に内緒で、マンガを描くことに熱中していた。夏樹がストーリーを作り、秋子が絵を描く、そして冬美がマネージメントを担当と、役割分担も決まっている。ある日、“つづき春”というペンネームで描いたマンガ「セーラー服通り」が少女コミック誌の新人賞を受賞する。学校の手前、受賞をおおっぴらにできないので、担当の編集者に作者名は秘密にすることを約束させる。ところが、思いもよらない偶然によって、この一件が学校の美術教師でマンガに生理的な嫌悪感を持っている田中(小堺一機)に知られてしまう。