このレビューはネタバレを含みます
ここまで複雑に引っ張っといて、
最後、
シンプルな
バック・トゥー・ザ・フューチャーなオチって、
おまおま、、、
おまそれ、、、
ちょまちょま、、
そういうとこだぞ.
うーん、、、🧐
でも思えば、
どっかのシーンでBTTFがどうのこうのとそんな布石打ってたような気も.
作り手を全力でポジティブに受け入れるなら、このオチを製作者が最初から想定していた気はする、というかその可能性が高い.
「どうやったか、ではなくて、いつやるか、だよ」
ってミッケルも言ってたし.
最初から三叉のアイコンなんだから、もう一捻りあるだろう、とはなんとなく薄々思ってはいたが.
(アレ若干放射能マークぽいし、その辺の科学信仰も揶揄してのかな?と思ったり.)
だから、どうやって収拾させるかは割とどうでもよかったのかも.
もう心を鬼にして狂ったように
展開を複雑にしたのも頷ける.
文字通りfucked upである(言葉遣いアレですがこれ以上の表現はない.)
とはいえ、
ここまでずっと追ってきた側としては
それが見たかったのかはナゾだな、って観た直後は少なからず思ってしまった.
今回の種明かしの部分は、
最初から2シーズンかけてごちゃごちゃやってきたこととあんま本筋と関係ないからです.
「こんなのやりたぁかねーよ、でもみんなこれが正しいって言ってるからやんないと」ってのを、散々そーゆーもんかと観てた側からすると、
なんなのそれ???おまおま、、(以下繰り返し)て気分にもなる.みなさまお疲れ様でした.
入り組んだやつはめんどくさいんで捨てました、というオチ.
ある意味めっちゃロックではある.
胸クソに対する清算なんてないんだよ✨
期待するんじゃないよ✨
おっぱっぴー.
7話目あたりのが本当の意味での謎解き.
8話目はたぶんどこにでも差し込めるオチだと思った.
でもみんなが、
この作品を複雑だー複雑だーって
言ってるけど、
なんか無理やり分岐が入り組んだプログラム組んだ、みたいな複雑さであって、あんまり自然ではない気はした.
そのロジック、メンテし続けるの大変じゃないですかぁ?って感じのやつを、
1人で背負い込んで苦しみ続けるヨナス
(しまいには名前も変えちゃう始末)
しかもなんかこれがどっかの片田舎の辺境の町内会の中だけで、すったもんだしてるだけだからつらい.
とてもつらい😑😑😑
そもそもそんな怖い顔してまでやる必要のある所業なのかどうかがナゾ.
根本的な大義名分があんまりない.
なんも考えずにやりたいことやりなはれ.
ウルリッヒとハンナを見習えよ、と思った.
「あーやっぱ、その作業いらなかったですぅー」とか言われちゃってる、その心境や如何に.
「あー辛かった、やだなぁ」以外の感想がヨナっちゃんからは見えてこない.人が良すぎ.なめられすぎ.
根本的な時間に対する解釈とかもしも、、という仮定が全くもってどっかいっちゃった.そういうドラマじゃなかったこれ.
これをある種、未来は限定的じゃないのよ、ってメッセージと受け取ることも出来なくはないが、
いかんせん暗すぎる.
とてもそんなふうには受け取れなくて、
笑える.
さすがダーク.これがダーク.
以下、細かいの.
・後半は劇中どっかで聞いたことあるようなセリフのオンパレードで
なんですかこれは、とは思った.
結び目のたとえ、よーわからん.
・マルタの子供ってお前らなんかい、とは思ってしまいました.
噛ませ感が強すぎやせんか、若干.
・密かにアレクサンダーにもなんらか仕込みがあってどっかーん、に期待してたんだが、ただのカッコいいおっさんでしたね.
あと隻眼のおじさんが雑に扱われる感じは嫌いじゃないです.
・やっぱ主人公がぼんやりしすぎなのと、
仕上がったアダムの見た目が面白すぎ.
ぽやーんとしたまま最後までたどり着いてしまった.
徹底して指示待ち人間としてヨナスを描いてる印象があって、やっぱ確信犯かもなーと思ったり.
・なんとなく大オチだけ決めておけば、
あとは雰囲気と設定で、もしかして結構エピソードかけるのか?という気もした.(そんなことある訳ないと思いたい.でも作り手目線で見たら、作るの自体はそんなに複雑じゃないと思う.)
でも浮気オン離婚オン再婚そしてまた浮気へ、とか親子のループ構造とか、よくそれで行こうと思ったなって感じの作りをやっちゃう辺りで、結構トンデいらっしゃいますね、って感じのヤバさはある.
・この世の真理とはこうなんやで、
ってなんか空気で言い続けてきたけど、
割とノれないというか.釈然としない.
2シーズンかけてそのフェイクでサスペンス引っ張ったのは見事と言える.
・とりあえず最後ウルリッヒいなくなってるし、色んな辻褄のためなのか奔放すぎるしでなんだか不憫.
こいつは結構いいキャラだったんじゃなかろうか.嫌いにはなれぬ.
親不知のように無理やり除去された感.
でも、ある意味感情だけで動いても何も救えないよ、っていうのを体現するためのキャラなのかもしれん.
いわゆるひとつの脳筋.
だからクラウディアの感情と理性っていうのをフィーチャーしたかったのかなぁーとは思った.ただあのオバハンも結構不安定な感じだからな.
とにかく何もかもがダークすぎてホントの意味での判別がつかん。。
これがドイツ産ドラマ。。