観終わったあとこれほどまでに万感の思いが心によぎったのは久々。
もうとにかく、ロスがひどいし、
あの現代に戻ったヘスが見た、皇宮の前に一人佇むワンソの姿が、頭から離れない。
ただ愛するだけだったら一緒にいられなかった時代。
皇室の、人生の、はかなさ、むなしさ。
時代に翻弄された人たち。
人間の、強さや弱さ、卑しさやずる賢さ、愚かさ、欲深さがこれでもかと描かれていて、正直しんどい。
でもそこにある温かさや優しさも描かれているから、本当に切なく愛おしいドラマだった。
好きなシーン、印象に残ったシーンは数えきれないくらいいっぱいあるけど、
スを雨から守るソのシーンからのオ尚宮の処刑シーンと、スとソが影遊びしてたシーンが束の間の幸せで一番泣けた。
人が死ぬときに流れるあのOSTは秀逸すぎる。
ヘクとウンのエピソードも、色々と凄かったけど、
最後の最後に特に思い入れのなかったジョンの、ヘスと過ごした気持ちを考えたらもう切なすぎて胸がぎゅーんってなった。
ペガが最後気持ちに気づくとこがまたいいのよ。てかペガがまじで一番人間できてて凄い。
でもでも、やっぱりワンソには敵わない。
哀しいくらいに美しく、
誰よりも愛を求めて、誰よりもヘスを愛し誰よりも強気で、誰よりも孤独だった人。
イジュンギのドラマ初めてだったけどこの役は本当この人しか考えられないくらいに ハマり役だった。
しばらくはこの余韻に浸ろう。。