歴史の知識があまりないし、政治色が強すぎるとすぐついていけなくなる私ですが、この作品はフィとソノの視点やバンウォンの地位争い中心で描いているからか個人的にはわかりやすくて面白かったです。
フィとソノ、敵対しつつも根底にはお互いを想う気持ちが常にあり、結局は助け合う姿にグッときます。フィと仲間達も信頼し合っていて良い。
ヤン・セジョン、弓の構え方が安定していて型も綺麗。矢を放った時も軸がブレない。殺陣のシーンも相当訓練されたのがわかるくらい迫力があり、カッコ良かったです。
チャンヒョクは圧巻の演技。存在感がありすぎて主役みたいになっていたけれど、やっぱり若い2人の繊細な演技があってこその作品✨
ヤンセジョンの穏やかな優しい目、ウドファンの虚げな切ない目、2人とも特に目で訴えかける演技が上手かったです。
ウドファンの泣くシーンがリアルで毎回もらい泣き状態。
暗く重くなりがちな時代劇も映像美で魅せる箇所が多かったため、凧揚げの場所・風灯のシーン、雨の中の船着場、狩りをする森など…素敵な演出、綺麗な景色がたくさんある〜と思っていたら、このドラマの演出家、『ただ愛する仲』の方だった!嬉しい発見😆
特に序盤の戦場のシーンはドラマじゃなく映画レベル。細かい動きが計算されていて、撮影の角度も切り替わりも良くて、カメラマン・編集の人の技術が素晴らしいと思いました。
32話と長いけれど、夢中になって初めて飽きずに見れた時代劇でした!