いけちゃん

パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件のいけちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
生活保護のケースワーカーになった主人公が同僚で先輩のケースワーカーが他殺された焼死体となって発見された事をきっかけに貧困ビジネスの闇に巻き込まれてしまう話。

なのでサンペンス要素の方がメインで、ヒューマンドラマとしては内容が少し希薄。

しかもいくつもの謎が残されたまま、本当の黒幕連中にまで捜査の手は及ばすトカゲの尻尾切りみたいに下っ端だけ逮捕されたり殺されたり。

結局良い人なのに何故殺されたケースワーカーの山川は高級時計をいくつも所持していたのかとか
何故松本まりか演じる安西の家に何度も訪問して毎回2時間も長時間滞在していたのかとか最後までよく分からずモヤモヤ。

せっかく題材としては面白くて最初は見応えのあるドラマだったのに後半からご都合主義展開と同じ福祉課内での貧困ビジネスに手を貸していた犯人が他に怪しいと思われる人がいないのでまんま犯人だと思ってた人がそうだったし残念。



刑事役を演じた北村有起哉さんが良い味だしていたのでまだ良かったかな。
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