冒頭のプールからそうなのだが木更津の海を使った青、緑、黄土色の画が素晴らしい。この黄土色というのが青や緑から連想される華やかさとは異なる青春を表している。
水橋研二は進路も決めずに漫然と水泳部を続け…
チャリと一体化した水橋研二の並走ショット、なめらかなクレーンショット、時間の進みを撹乱させる長回し、屋上的空間に対する偏愛など、まんま『日曜日は終わらない』に通じている。作家性としか言いようがない。…
>>続きを読む無為と空回りで過ごす水泳部の高校生・水橋研二の夏。転校生橋本礼子を巡るライバルとの三角関係もあったりする。時間経過を表す大胆な長回しに驚くが、そこまで。天候の事情なのか撮影意図なのか、信じられないく…
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大傑作。冒頭、狭い屋上に自転車を置き、その上に器用に寝そべりながら自家製シャワーを頭に浴びる主人公の姿から、本作品の異様さは伝わる。彼はどこに行くにも分身とも呼べる自転車に乗って移動…
映像としてはすごく良い。内容としてはnot for meかな。わたしの知っているモラトリアムとは違いすぎる。困惑、落胆、それから嫌悪。当時を生きていたらまた違った感想だったかも。ここまで絶賛されてい…
>>続きを読むそう!中高生といえばチャリンコやったわ。単なる移動手段ではない感じもよく分かる。どのシーンのロケーションも魅力的やなあ。カットを割らない時間経過も楽しかった。この頃の水橋研二が無敵!
YouTub…
なにこれスゴすぎ。水泳部の少年のひと夏のお話だが、めっちゃ自転車映画で様々な曲乗りを自転車と並走するカメラで見せてくれる。
また水が上から下に落ちる運動をこれでもかと撮る。2階からのホースの水、額に…
初手からチャリでグルグル、そしてクレーンショットがはいってきて『日曜日は終わらない』を思い出して嬉しくなった。あの砂漠みたいな砂地の遠景にグッとくるし、試合の時間経過長回しカットもここで使ってきたか…
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