金柑

鎌倉殿の13人の金柑のレビュー・感想・評価

鎌倉殿の13人(2022年製作のドラマ)
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噂には聞いていた三谷大河、新選組はリアタイ時小学生からのダイジェストを少し前に見て、真田丸は冒頭数話で脱落(大学生に日曜リアタイは無理だった)、ついに完走。噂に違わぬ凄さだった…なにもんだよ三谷幸喜…
正直やはり日本史にそこまで興味がないのでどうしても惰性になるタイミングはあるんだけど、盛り上がっているTLを見るのも含めて一年通して盛り上がっていてよかったな。ちょこちょこと笑いポイントもあり。

平和なちょっと郊外?の家族があれよあれよと政治の中心になりのし上がり召し物は真っ黒になり。そしてあの最期。トーク番組であれだけ上げたハードルを悠々と超え、タイトルを回収し。なにもんだよ三谷幸喜。

以下、見ながら気づいた時に書いてたので比較的時系列なメモ書き。

冒頭の三谷ポップさは20週も経つともうどこへやら。片鱗はあるけど。
梶原・サリエリ・景時
目ギンギンの菅田義経やばすぎ怖すぎすごかった…壇ノ浦の後の目がこびりつくようだった。音楽も相まって義経の最期はさすがにじんわり涙が出た
田中泯、総出演時間30分にも満たないだろうに圧倒的存在感、凄すぎる
鈍感かもしれないが30週でようやく鎌倉殿の怖さが実感伴ってきた。頭ではなんとなく分かっていたけど。張り詰めた空気が苦しい。
彌十郎さんの笑い声は景気が良くて好き。どうしようもない場面も多いけど。
三谷幸喜による悪役佐藤二郎が本当に良い。謎ふにゃふにゃボケも最初は面白かったけどもう飽きたねん。
闇堕ち小四郎。
カッキーの僅かな表情の変化や視線で見せる演技がさすが。守りたいその微笑み、泰時への眼差し。本当に素晴らしかった。
闇堕ち黒衣小四郎と煌びやかな白の実朝。
歌を返す泰時のほっそりとした指よ。
和田殿の最期、音楽といい演出といい
そして太郎の腕の中で崩れる実朝、もはやバレエ作品のようであった
クソうざ生田斗真………
ああ太郎、希望の星。
金柑

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