ヤーミール

鎌倉殿の13人のヤーミールのネタバレレビュー・内容・結末

鎌倉殿の13人(2022年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごくすごく面白かった!!!一年全話完走できた!!!
伊豆の地方豪族・北条家の陰気な次男坊・北条小四郎義時が、兄の挙兵と姉の結婚をきっかけに源氏の頭領・源頼朝に仕えることになり、平家との大戦、鎌倉幕府の設立、将軍の補佐役など政権中枢のドロドロ権力闘争に巻き込まれながら、ついには執権にのし上がって後鳥羽上皇を島流しにするまでになる…という物語。
忠義の概念すらない混沌の時代に鎌倉幕府という権力装置を作り上げるため、御家人も兄弟も容赦なく粛清の餌食にしていく頼朝。頼朝の死後、鎌倉幕府を守るために苦しみながらも親友も親兄弟も粛清するようになる義時。
キャラクターが個性豊かに生き生きと一貫性を持って描かれていて、権力を目の前にして性格が変わってしまう人、権力を持ったのに行動を変えられずに誤ちを侵してしまう人、互いを思う気持ちは変わらないはずなのに立場の変化によって通じ合わなくなってしまう人など、同じ権力に対してまるで違う価値観を持っている人たちのすれ違いなど、どの悲劇も現実味がありながら既視感を感じさせないので毎週ハラハラドキドキしながら見た。とにかくたくさんのキャラクターが出てきては死んでいくので推しがたくさんできたし死んでしまうたびめちゃくちゃ悲しかった。仁田忠常と和田義盛と畠山重忠と源範頼と三浦義澄と八田知家が推しです。
小四郎の最期、政子の決断は本当に凄まじく、息をひそめて見ていたのでドラマが終わったときに大きく息を吐き出してしまった。
本当に面白い大河ドラマだったので見れて良かった!!!!!!!
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