情緒

梨泰院クラスの情緒のレビュー・感想・評価

梨泰院クラス(2020年製作のドラマ)
2.3
韓国でリアルタイムで凄い人気だったから期待して観たけどイソが無理すぎてだめだった 。監督も脚本家もプロデューサーも未だにそんな古い考え方の人たちいるんだ……って感じ。一回気になるとそういうところばっかり目立って見えちゃって、内容全然楽しめなかった。トランスジェンダーや国籍の問題など、敢えてそういった繊細なテーマを扱うのなら脚本を普段より10倍は気を遣ってしっかり作るべき。社会的マジョリティ側にいるヒロインがマイノリティ側の人間に対して差別的な扱いをして、さらにそれを反省するでもなく最後まで上から目線で一言も謝らず、自分のこと棚に上げて他人には駄目出しして、周りがフォローするかのように作ってくれた雰囲気に乗っかってうやむやにしたまま同僚としての関係を続けていく… これって21世期の多様化社会を良い速度で築けていってる国のテレビで放送するような内容じゃないでしょって思った。作り手の悪いところが全部イソに凝縮されて、それら全部が”ソシオパス”って設定で丸めこまれてる感じ。ソシオパスだからって、悪いことしてもそれを悪いと思ってないから謝らなくていいなんて世の中そんな甘いもんじゃない。一般的に見て悪いことをしたなら自分がどう思っていようが一旦謝罪はするべき。彼女の口から出たヒョニとトニーへの言葉は、彼女が普段から物事をキツく言ってしまうタイプだったとしても受け取り側からしたら差別的発言でしか無いから。ソシオパスだから何でもしていい訳じゃない。他人の心を理解しようとする姿勢が無いと、このソシオパス設定はただの悪役で終わってしまう。イソを見ててスカッとするとか言ってる人は、ただキツいこと言って自分に酔ってる人を見て憧れを抱いているだけのようなもん。梨泰院クラス見てモヤモヤしてる人たちが言いたいことの本質ってこういうことだと思う。全体的な内容としての復讐劇が面白いかどうかはともかく、キャラクター設定からどうにかするべき。元々ウェブトゥーンだったものを実写で世界に放送するなら、原作から少し変わってしまうとしてもそこら辺の設定はもっとよく練ったほうがいいと思った。正直、これを面白いだとか良いドラマだとか言ってる人とは一生理解し合えないだろうなとさえ思う。それぐらい無理な内容でした。