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木更津キャッツアイのMRTのレビュー・感想・評価

木更津キャッツアイ(2002年製作のドラマ)
4.5
2023年2月

数年ぶりに見たが、やっぱり良いドラマ。冒頭でぶっさんの余命が残り少ないことをぶっ込むことで、いずれは訪れるその瞬間を頭の片隅にチラつかせながらも、決して辛気臭くならない、ほっこりギャグのオンパレードによる雰囲気作りはさすがクドカン。

出てくるキャラクター全員がこのドラマに不可欠で1人でも欠けては成り立たないと強く思わせてくれる。
木更津キャッツアイのメンバーである、ぶっさん、アニ、マスター、バンビ、うっちーは言うまでもない。猫田の嘘をつくときのネズミ顔、山口先輩のモノマネシリーズ、ぶっさんのお父さん(コウスケ)と二代目木更津ローズのゆるい大人感、モー子のバカっぷり、「普通」になろうともがく美礼先生、そしてビール大好きオジー。その他にも哀川翔や氣志團は実名のまま出ていたり、小ネタがとにかく多くて、都会でもないがど田舎でもない、やや寂れた木更津の雰囲気が本当に上手く描写されていた。

やっさいもっさいという木更津伝統の踊り(?)や海ほたるなど、木更津の知名度向上にも大きく貢献したであろう。

でもやっぱりぶっさん(岡田准一)の勢いのある演技が最高だな。アニ(塚本高史)のバカっぽい演技も大好き。とにかく、良作。
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