このレビューはネタバレを含みます
毎回1時間とは思えない充実度、3話あたりからぐんぐん面白くなった！
最終回は少し失速した気がするけど、久住に「俺はお前たちの物語にはならない」と言わせたのは良かった。ちょっとだけど、コロナ時代を描いてくるところも面白い
人生は選択の連続であり、誰と出会うかどうかすべてがスイッチ。自分は正しいと思っている人々の善意を利用する悪意。
世の中に訴えたい、伝えたいという熱量が溢れる脚本と演出でした。もはやジャーナリズムを感じるレベル。そういうドラマも必要よね…
でも重たいだけでなく、コミカルなシーンも絶妙に絡ませちゃんとエンターテイメントしてる。フワッと楽しみたい人もしっかり考察したい人も拾っていくところが見事。
野木さんは胸がムカムカする展開を書くのが本当に上手い。そこに米津さんの主題歌の「遣る瀬無さ引っさげて」がリンクして泣きそう。地上波らしく毎回何とか希望を残して終わってくれるが、スカッとすることはあんまりなくて、一抹の切なさが残る
キャストはみんな良かったが、綾野剛が最高だった。
綾野剛と星野源のバディとか面白いに決まってらあと思って観てみたら本当に面白かった
