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謗法~運命を変える方法~のdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

謗法~運命を変える方法~(2020年製作のドラマ)
3.0
〜ヒネリもなくヒネリ潰す〜

まず読めないヨ。ほうぼう。語感が悪い。これはヒットしないナ…
韓国語の発音では방법「パンゴ」と言ってる気がする。

"誹謗正法(ひぼうしょうぼう)の略で仏教の正しい教え(正法)を軽んじる言動や物品の所持等の行為を指す。"(Wikipediaより「謗法」)
「謗法というのは人を呪うことよ」ほんまかいな。

ヨン・サンホの脚本だから観たんだけど、祭り上げられ奉られるチン会長=ソン・ドンイルの小物感がすごくて…周りが頑張ってもカヴァーしきれない重み不足と言うか、重心がなくてフワフワ、興味を抱けず、何かやっとるわ的な適度な距離感で…せっかくのオカルトもんにハマりたかったのにー!あと、ほうぼう娘ソジンの能力がさ、チート級なんよね。説明もなく超強力。これも冷めた要素のひとつ。

霊能コンサル、ジンギョン役のチョ・ミンス(どっかで見たことあるおもたら『嘆きのピエタ』のおかんやん!)が病室で踊り狂うムーダン儀式に「キタこれこれー」ってテンション上がったんだけど、結局トータルで儀式のシーン全然少なくて満足できんかったな。
ほうぼう娘の母役キム・シンロク(『地獄が呼んでいる』の公開処刑される母親役の人やん!)のムーダン顔面は最高。ついでにいうと『哭声』のファン・ジョンミンの祈祷シーンは史上最高。皆、『哭声』みてくれ。あ、ついでに『哭声』の神父見習いイサム役のキム・ドユンも今作に刑事役で出ているよ!

『来る』みたいな霊能者一挙集結イベントはアガるポイントでいいんだけどさ、会社?サービス?に移す、ってどういうことやねん。成り立ってへんやんけ。って最後に呆然とした。

以上、キム・シンロク顔面と『哭声』は最高!お知らせでした。