このレビューはネタバレを含みます
とても胸が締め付けられるラストだなと思いました。
何回か見返して思ったのですが、
酔った澤村をかついで店に連れてきた楓。
澤村の背中に何も数字が現れなかったことに安堵している楓に
征史郎が言った
「よかったですね。澤村さん良い人だから。」という言葉。
この時点でもう征史郎は楓と澤村が結ばれると確信していたのではないのかなと。
もうキッチンカーでクッキーを作っている時点で征史郎は澤村が楓を気になっていることを分かっていたようですし。
そう考えると余計に切なくなりました。
その切なさや征史郎の勘付きを目の芝居で
訴えかける眞栄田郷敦が秀逸だなと
思わせる作品でした。
まだデビューしてから2年くらいなのにかなり上手いお芝居をするなぁと思わされました。
また、山本美月も等身大のアラサーを演じてらっしゃって自然体で見事だと思いました。
この作品、それこそ3回見ることで色々と見えてくることがあると思います。
でもやっぱり本当は征史郎と楓が結ばれてほしかったな。