Kedjenou

Vienna Blood/ヴィエナ・ブラッドのKedjenouのレビュー・感想・評価

3.5
崩壊しつつあるオーストリアーハンガリー帝国と、世紀末の香りが残るウィーン文化、そういう時代と場所で犯罪心理学者が事件の謎を解く。ワクワクする設定です。

この種の作品は、「場」の雰囲気に耽溺してストーリーは二の次になりがちです。

このドラマは、幸い話しが分かりやすくで楽しめます。

反面、当時の「魔都ウィーン」の香りが立ち昇ってこないのが残念です。

フロイド、マーラー、クリムト、民族排外主義とそれらしい題材は取り上げてるけど、監督にそういうセンスがないのでしょうか。

背景の香りとストーリーの面白さ、バランスはなかなか難しいようです。

一話だけですが見直す機会がありました。謎解きがあまりにテキトーなのが気になったので減点しました。
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