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100万円の女たちのoldmanSEヨKのレビュー・感想・評価

100万円の女たち(2017年製作のドラマ)
5.0
リアルタイムでは途中、ホントに中盤から見かけたんですが、イマイチ設定のハーレム状態にノレず、でもコトリンゴさんの歌とエンディングの映像が魅力的で結局最後まで観て、いつか最初から…

と思いつつ今まで(3年経過)。
NETFLIXで見かけたけど暫く放置…

で今回のコロナ騒動で腰を据えて最初から鑑賞。
もちろん”仕掛け人”と顛末は覚えていたけれど…

それでも、めちゃくちゃ面白かった!
突拍子もないハーレム設定でも、脚本と映像の作りがとにかく細かくて丁寧で、斬新なミステリーに巧みな技で仕上げた製作者側の見事な手腕だと思います。

それと、キャスティングも良かった。
今や超売れっ子になった新木優子をはじめ、ルックスだけでなく演技力のしっかりした実力のある女優たちを、ちゃんと選出していたのも素晴らしい。

そして今作の主人公を旬のイケメン俳優からではなく、野田洋次郎を起用し、しかも彼が見事にそれに応る演技力があったのもこのドラマの完成度を高めたと思う。
設定が設定だけに、イケメン俳優を起用していたら嫌悪感漂うきらいすらあっただろう。
なにより俳優ではだせないような作家としての佇まい、雰囲気が身体から滲み出ていたのは彼の普段の活動から来ていたのかもしれない。

ちょっと残念なところもないこともない。

”仕掛け人”がどうやって彼女たちを選んだのか?
”仕掛け人”の動機にいたる人格の部分が殆ど描かれなかった。
(もしかすると何気ない台詞やシーンに仕込んであり、自分が読み取れていないのかもしれないが…)

それと花木ゆずと森口の性格がちょっと分かりやす過ぎるくらい露骨というかバカだったかなぁ〜。
(あの二人の絡みだけコメディ的な狙いもあったのかもしれないが)
一応大衆には評価されている現代の売れっ子なのだから、言葉や発言にそれなりの説得力のある、作家や批評家としての能力もちゃんとある人間として、マジメに描いてもよかったのでは?
そうすれば、花木も彼なりに道間の影響を受けている?ような描写も、もっと面白く描けていたような…。

あと、わざとボカして書くけれど、その道の人物が仕掛け人に対する闘いを諦めたのに、新参者があっさりと事をなすのも疑問かな…。

…とまぁ気になったことを書いてしまったけれど、面白かった!
もっと早くちゃんと観ておけばよかった。