れん

リプリーのれんのレビュー・感想・評価

リプリー(2024年製作のドラマ)
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黒と白、そして深淵のようなその中間に位置する果てしない時間と闇と業の色たち。
表情を変えないリプリーが興味を示したのはカラヴァッジョだけ。
何が彼をそんなに惹きつけたのだろう。
パトリシア・ハイスミスの原作は多くのファンを持ち映画化もされているけれど、このドラマシリーズには本当に痺れた。
なんてゴージャスなイタリア。
陰鬱で時を秘めた美。
道具や人々の表情の奥深さ。
それにしてもアンドリュー・スコット、見事としか。ダコタ・ファニングの猫のような目がまた。
最後にジョン・マルコビッチ。いやもう。
原作を読んでみたいけれど5冊もあるの……
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