主人公は40歳を迎えたばかりのデア。彼女は破天荒ではあるが上司・部下からも認められる優秀な警部。そして、思春期の息子を抱えるシングル・マザーでもある。そんな彼女には人には言えない大きな秘密を抱えていた。それは、自分だけにしか見えない相棒である紳士探偵ジミーの存在。事件と人生に息詰まると、どこからともなく現れるジミーに助けられ、デアは事件も人生の問題も解決していく。デアにとっては、ジミーは友人であり、父であり、恋人であり捜査の相棒でもある、欠かすことができない存在なのだ。 そんな仲睦まじいデアとジミーだったが、マチュー・ベルクール警部補が新たにチームに加わることになり、不思議な三角関係となっていく。 毎話事件が発生していく一話完結型のミステリードラマでありながら、シリーズを通して、デア、ジミー、マチューの不思議な三角関係も描かれていくラヴ・コメディでもあり、デアという一人の女性の人生も明かされていく。