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偶然見つけたハルのclydebarrowのレビュー・感想・評価

偶然見つけたハル(2019年製作のドラマ)
4.2
いわゆる”メタフィクション”の物語が2つ組み込まれていて、いわば”メタフィクション”の2乗という複雑な構造。

ミステリーとしてなかなか面白いし、スクール・カーストやハイティーンの自我や自尊心獲得の物語としても、あるいは運命に果敢に挑む恋人たちのドラマという視点でも楽しめる。もちろんシンプルに前世(?)から繋がる運命の恋の物語として楽しむのもアリだと思う。
ヒロインの女優さんをはじめ一部キャストの過剰な演技は好き嫌いが分かれるところだけれど、彼らの奮闘が、後半の切ない展開をコメディというオブラートにくるんで明るくしてくれているような気がする。
最後の展開は、個人的には蛇足だと思うが、韓国ドラマあるあるの、視聴者がぐっすり眠れるように用意された甘いナイト・キャップですね。
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