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アンナチュラルのkmiwのレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
5.0
こんなに良くできたドラマなのに、今まで観ていなかったとは。
ずっと気になってはおり、いつかいつかと思っていたがこのタイミングで観てよかった。
実は個人的に石原さとみ氏に対する私的評価が低く、故に手をつけていなかったのもあるんだが、このドラマで評価だだ上がり(私的に)。むしろ他のも観てみようかな何があるか知らんが。
さて、アンナチュラル。架空の不自然死研究所Unnatural Death Investigation Laboratory)UDIラボを舞台に、さまざまな不自然死を法医解剖医のさとみ演じる三澄ミコトが同僚達を巻き込みながら解決に導いていくというストーリー。
このように書いたとて伝わらない、熱く心に響く一話一話。
理不尽な背景で亡くなる方々の無念は最終的には晴らせない。なぜならすでに死んでしまっているから。
しかし、その亡くなった方に深く関わっていた人々が多少でも前を向き進んでいくための助けにはなる、 そんな解決を毎回観ることができ、ドラマを観賞している自分すらも同時に癒される気がする。
つまり秀逸なのだ。
自然に感情を揺さぶられるということだ。
役者の達者が必要以上に重くなるのを防いではいるが内容は重い。起こってしまったことは変わらない。後はその感情をどのように各自が呑み込み、処理していくのか。何が何でも進まないとならないのだ。人生は続く。辛いよね。
米津玄師のLemonがまた、えぐるんだよ。良い曲だけど、ドラマの理不尽にマッチしすぎ。
観ておらず次のドラマをお探しの方、お勧めですよ。
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