静かに進行するのに…なぜか面白いです。
女性のリアルな感情が描かれていて…共感多数。
『妬み』『嫉み』『強情』『自慢』『独占欲』
『マウント』『ヒステリック』
『男性の前だけで見せる…したたかな女の嘘』
このドラマを見てる…全女性が『馬鹿な男』って…。
テレビの前でイラッとする数々の場面…。(苦笑)
物静かで穏やかで気弱に見える…主役の明蘭。
一見…ボーっとしてる天然女子だけど…。
実は…かなりの切れ者で…賢者…策士である。
『能ある鷹は爪を隠す』
他の女子からの『妬み』を買わない為の防御。
その深くて綿密な策(罠？)が…このドラマの見どころ。
そして…決して明蘭が仕掛けた策だとは気づかれない…。
それが…マジで天才…(笑)
のちに…顧廷燁の見事な策で婚姻に至るところが笑える。
ある意味…似た者同士…。
後半…明蘭が妻となり…母となり…。
凄まじく『強く』なっていく過程も痛快で面白い。
さあ…ここからは斉衡への不満。(個人的な感想です。)
まあ…鬱陶しい男だなって思ったのが第一印象。
常に明蘭にまとわりついてて…個人的に大嫌悪。
『男だったら…もっと違うことに熱中しろよ』って。(笑)
致命的に『人間としてダメ』って思ったのは…。
使用人が斉衡の頼みで明蘭を呼び出したことで…。
斉衡の母に罰を与えられ…棒で叩かれるシーン。
普通なら…身を制して使用人をかばうもの…。
なのに…母に泣きながら…口先だけで助けを求めた場面。
『こいつ…馬鹿なのか…？』って…怒り心頭。
ドラマの後半で…同じようなことが如蘭にもあり…。
そのときは…使用人が叩かれてる上に覆いかぶさり助ける。
か弱い女でも…自分の為に動いてくれた使用人を守るのに…。
本当に…斉衡の『人間愛』のなさに…呆れ果てる。
その上…自分の強い意志も持たず…行動にも移せず…。
ただただ…女の尻を追い回す…情けない男に見える。
そして…斉衡と真逆で『立派な人格者』と言えば…。
ダントツ１位の盛長柏。
数々の危機的状況の中…常に冷静で正しい判断を下す。
中でも…大奥様の『毒盛事件』
自分の母にも厳しく罰する言葉が名言でもあり名場面でした。
身内の犯した罪に…己をも律する姿が天晴れ。
個人的に…全７３話の中で一番の名場面でした。
ただ…最終回は無難すぎて物足りず。
しかも…緊迫した戦いの中…明蘭がいて…。
『なんで…そんなとこにおるん…？』って。
『邪魔…邪魔…』って。(笑)
思わず突っ込んだわっ。
