シーズン 1 では、設定を理解させるのに非常に多くの時間を制作側も割いたと思う。それを前提に話が進む。
SFだけど一寸気味の悪い近未来系だ。
実際に人間のソウルをダウンロードするような話はブラックミラーでたくさん見てるので、設定の説明にそこまで必要ではないが、アメリカ的冗談も多い説明だった。
ハグを感じることのできるダイバースーツなどの存在は結構リアリティがある。
シーズン 1 でおバカとしか見られていなかった。イングリッドちゃんがかなり今回は活躍してくれる。
今回の面白さは設定を理解した上で、それに反発するグループや、笑うことのできない評価格差社会を少しいじった感じに、コメディなのに真面目な演技しかできない、主人公のハンサム君とノラにはちょっと退屈する。
この物語には悪者も良いものもいない。アメリカ人は金持ちを尊敬する人種だがそれもゆらいできている。エキセントリックなドラマでもないのに、アーミッシュのような軍団にも存在理由を与えるのだ。
私たち視聴者は打算的だが実は愛情深いイングリットに同情するだろう。彼女は泣き叫びちょっとズルくて一番人間くさいから。
また嫌味なほどセットがアメリカンエスタブリッシュメントな感じでかなりいい。本当にアメリカの既製品の高級品という感じがしてならない。
最後はお決まりの展開になって、あまり面白くないのだが、それでも見たいと思う。