好き嫌いは分かれるかも知れないが、作品としての完成度は圧倒的。重いテーマをしっかりエンタメにしてしまう韓国ドラマの底力を見せつけてくれる。ファンタジーのような、ホラーのような、サスペンスのような、ヒューマンドラマ。
登場人物がトラウマを抱えているという設定は韓ドラにはありがちだが、この作品はいくつもの謎解きを通して、次第に登場人物の心の傷が明らかにされ、やがてそれぞれの傷が癒され、トラウマを乗り越えていくというお話。キム・スヒョンもソ・イェジもいいが、オ・ジョンセが演じたASDのお兄ちゃんは、思い出すだけでも涙が出るくらい大好きになってしまった。
