デイジー・エドガー=ジョーンズとポール・メスカルがこれでブレイクしたということでずっと観たいと思ってたやつ。ようやく観れた。
マリアンとコネルの高校生からのくっついたり離れたりの数年間。
2人とも脱ぎまくっててセックスシーンが多いと聞いていたものの、それが邪魔になることなくむしろリアルで2人の共依存な関係性において必須であり、そのすれ違いにモヤモヤしながら普遍的な物語に入り込む。「Normal People」っていいタイトル。
デイジー・エドガー=ジョーンズもポール・メスカルも複雑な胸の内を表情で語る繊細な演技が素晴らしい。対面してない時、相手を思ってる時の表情がいいんだよね。脱ぎっぷりもあっぱれ。
家族のヤバさから形成される愛され方を知らないマリアンとコネルの不器用さ。裕福だけど尖っていて孤立していたマリアンと人気者だけど労働者階級のコネル、高校を卒業しある意味で立場が逆転する2人の関係性はもどかしい。
安定しない2人の関係はわたし的には理解に苦しむこともあったけど素敵な作品だった。作品のトーンもよかった。ラストも好きだった。