必殺仕置人の19の情報・感想・評価

伊丹十三に加藤武、川口恒とゲストがやたら豪華。 鉄と錠を助ける為、主水が捨て身の救出劇に挑んだり、身の危険を回避する為 鉄と錠が依頼人の無い慈善仕置をするのだが…本話のストーリーがシリーズ有数の重厚さの為、“必殺”の定石から言えば脱線的展開も却って心が弾む。

泣く赤ん坊に白骨化した死体、飢えに苦しむ老人に飢え死にして棺桶に収まる仏たちに囲まれる錠という激重すぎる始まり方。 鉄と錠たちも飢えており火事場泥棒をするも捕まってしまい、主水が奔走する。 おにぎりを頬張って喉に詰まったおきんを鉄が擦ろうとしたらうっかり背骨を外してしまう笑えるシーンもあり。