62355シネマ5

新・必殺からくり人の62355シネマ5のレビュー・感想・評価

新・必殺からくり人(1977年製作のドラマ)
3.9

必殺シリーズ 11弾
久々にU-NEXTでつまみ喰い視聴👀
シリーズ初の殺しのロードムービーです📺

天保の改革による奢侈禁止令のため江戸追放処分を受けた ’泣き節お艶一座‘ に浮世絵師・安藤広重が殺しの依頼を持ちかける
それは広重が ’東海道五十三次‘ を描く際に道中で見てきた悪人たちを仕置して欲しいというものだった...
殺し旅の依頼を受けた一座のもとへ、役人に追われる謎の男・蘭兵衛まで加わり京都を目指す旅へと出向くことに...🏯

からくり人の座長・お艶は山田五十鈴と安定の存在感🤗
そこへ ‘火吹き芸’ をそのまま殺し技にするブラ兵(芦屋雁之助)や催眠術を駆使する噺し家の塩八(古今亭志ん朝)も加わるというキャスティング👥

また謎の男・蘭兵衛の正体は蘭学者の高野長英だったというサプライズも演出としてはGOOD👍
さらに広重(緒形拳)にも裏の顔があったというのも最終回でのサプライズでした🤭

でも本作の最大の見所だったのは、広重が描いた浮世絵をロウソクの火で炙り出すと殺しの標的の鍵となるものが紅く染まってくるという演出🔥

当時、お茶漬け海苔(永谷園)に同封されていた五十三次の浮世絵カードを照らし合わせながら、次の仕事はどの宿場になるのかと楽しみにしながら見ていましたよ📺
この演出はそのまま後の「富嶽百景殺し旅」へと受け継がれています🤗