アウトブレイク ―感染拡大―のyumipippiのネタバレレビュー・内容・結末

いや、もはや予言の書。今世界で起きてることを数年後描いてもこんな感じじゃないかな。
現地放送が今年2020年の1-3月だったそうだけど、どんな気持ちでカナダの人はこのドラマ見てたんだろ…。
10話が急に駆け足で尻切れトンボな感じなのは、現実のコロナによる撮影スケジュールのせいとかなんでしょうか。

こうして見るとやっぱり欧米のキスハグ文化や言葉の発音は、感染拡大に一役も二役も買ってるなと思う。

それから、このコロナ禍をマクロな目・ミクロな目、両方で見てひとりひとりが行動/判断することの難しさと大切さ。

しかしまぁ、夫＆その浮気相手の厚顔無恥が過ぎる上、医者のくせに家庭内での感染対策がザル過ぎてほんっとイライラする。なぜあんな男に女性が次々と引っかかるのか…非現実的だと思うレベル。
コロナ、無症状感染者、自主隔離、トンデモ科学、治験薬、転売屋、延伸先決 云々とドラマはがっつりコロナ禍を描き出してるのに、サブストーリーの不倫話（と、大臣＆自称コミュ神ペアへ湧き上がり続ける怒り）にばかり目が行くのは、現実世界で今起きてることにマヒしてることの裏返しなのかな…

そしてもうひとつ。カナダにおけるイヌイット差別。このドラマで初めて知り、とても衝撃的だった。