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極主夫道のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

極主夫道(2020年製作のドラマ)
4.3
裏社会で伝説を残した最凶の極道“不死身の龍”こと龍(玉木宏)が、デザイナーとして働くキャリアウーマンの美久(川口春奈)との結婚を機に極道から足を洗い、最強の専業主夫として愛する町と家族を守る、仁義なきヒューマン任侠コメディ。
おおのこうすけの漫画をドラマ化。
このドラマのキモは、筋金入りの極道が、他の主婦が叶わないほど節約も家事も凄腕で、ヤクザが親分に身を捨てて尽くすように家族を守るために頑張るというギャップが、ギャグにも泣かせるポイントになっていること。
イベントでの婦人会同士の売り上げやママさんバレーの試合をヤクザの抗争のように描いたり、ハロウィンパーティーやクリスマスパーティーの出し物もズッコケながら成功したり、娘の向日葵が悩んでる時はさりげなく解決する手助けしたり、精一杯に龍が家族を守るため家事や婦人会の仕事に奮闘するのをコミカルに描いていて、龍を演じた玉木宏や家事が苦手な美久を演じた川口春奈などのキャストの振り切った熱演、龍とライバル虎次(滝藤賢一)のインスタ映えを争うスイーツ対決なども面白く、龍の家族を中心に婦人会や親分とも擬似家族的な家族愛や龍と美久の夫婦愛もしっかり描かれていて、コロナ禍の嫌な世相を忘れさせてくれるホームコメディドラマ。
「主夫、ナメたらあかんで!」
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