漫画原作らしく、設定は荒唐無稽だけど命の尊さや出産や医療の現場の大変さを押し付けがましくなく教えてくれる良作。
綾野剛演じる主人公・鴻鳥先生(産科勤務)が産まれてすぐに母親が死んで児童施設で育ったのに、ピアノがプロレベルにうまい(インターネットの動画サイトにピアノ演奏してる姿が投稿され、正体不明のピアニストとして大人気!)というスーパーヒーロー風味。
中学生の望まぬ妊娠だったり、産科を臨月まで未受診のまま産気付いて救急車で担ぎ込まれてくる妊婦とか、ドラマの中で起こること自体はリアリティのあることばかり。
それにしても鴻鳥先生はとにかく設定てんこ盛りすぎだった。
鳥の巣みたいな髪型も個性強すぎて笑った。
そして。
「鴻鳥先生はピアノ弾く時に銀髪のカツラかぶるのまでは理解するけど、なぜ真っ赤な口紅まで塗るの…?」という疑問は最後まで解けることはなかった…。