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恐怖新聞のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

恐怖新聞(2020年製作のドラマ)
3.8
一人暮らしを始めた小野田詩弦(白石聖)。初日の深夜零時に玄関の扉を乱打され、新聞受けに入れられた「恐怖新聞」。そこには数日後、若い女が墜落死するという記事が...半信半疑の詩弦だったが数日後に自殺を目撃、その光景はまさに恐怖新聞で見たものだった。その後も届く新聞に詩弦の父・蔵之介(横田栄司)の死の予言...。父を救うため動く詩弦に自身の出生の秘密が迫る。息もつかせぬ怒涛の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く!
つのだじろうのホラーコミックを元にしたホラードラマ。
将来起こる災厄を予言し、受け取れば一回につき300日寿命が削られる「恐怖新聞」の呪いに遭う詩弦が、恐怖新聞に予言された災厄を防ごうとしたり、自分の代わりに恐怖新聞の契約者を探す災難の日々と、未来を予言する恐怖新聞を利用して契約者になろうとする刑事や恐怖新聞の呪いのせいで運命を狂わせる人々のドラマを交錯して描くことで、恐怖新聞の呪いのルールから逃れられないルール系ホラーと恐怖新聞の呪いに邪悪な欲望や嫉妬を剥き出しにしていくイヤミスのホラー両方が楽しめるし、白石聖や黒木瞳や坂口涼太郎や駿河太郎の鬼気迫る熱演もあって、見応えのあるホラードラマだった。
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