てれ

ブリーズ ~光と影~ シーズン1のてれのレビュー・感想・評価

3.9
アビシェーク・バッチャンの作品はこれ以外にチェイスしか観たことなくて演技の技術だとかは詳しく存じ上げないのですが、これは本当に体当たりな演技でブラボーでした。凄い。具体的に言うとネタバレに触れてしまいますが、面白いドラマでたくさんの方に観ていただきたいのでネタバレは書きません。アビシェークの目力の強弱や視線の動かし方が素晴らしいのでぜひ。

全体的にサスペンス、重い内容でした。EP12は思わず泣いてしまった。
誘拐された娘を取り戻すために犯人からある人々を殺害しろという依頼を余儀なく受け入れさせられる夫婦。娘のために彼らは堕ちていく。身を切られるような悲しさがあって苦しい。

娘を謎の男に誘拐されたアヴィナシュ(アビシェーク)と妻のアバ(ニティヤ・メネン)はもちろん、警部のカビールが見ていて本当につらかった。本当は優しいが誤解されやすいため理不尽な目を向けられる、一匹狼の凄腕警部。演ずるアミト・サードは初めてお目にかかるのだが、彼は脇役で面白いポジションを獲得していると思う。こういう俳優さんをもっと知りたいと思いました。

これからもうひとつのドラマ「ブリーズ ~父の葛藤~」の方も観ていきたいです。こちらでもアミト・サードがカビールで出ているらしいので。
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