何と言っても、キャストが豪華
そんな作品って、キャスト頼りで内容は残念はものもたまにありますが、こちらは期待を裏切らない作りでした
結論と感想から述べてしまうと、あんなに二転三転しておきながら、お前が犯人なのか…と思ってしまった
別に二転三転するのは構わない
そんな作品ごまんとある
けれども、今回はやるせないというか後味悪いというか、みんなが不幸になってしまい、これっぽっちも救いようがないラストで鑑賞後、少し落ち込むというか凹んでしまった
たまたま、少し気分が落ちていた時に続きと犯人が気になってしまい、一気見してしまったせいか、余計ショックで、正直、少し胸糞感も残りました…気分があまり良くない方は元気になってからの鑑賞をオススメします
犯人の動機とかはよくある話だと思うんだけど、中盤からの展開が良い
フレイザー家全員が怪しい
途中、グレイスの父親まで怪しく見えてくる
後半は疑惑が疑惑を呼び、もう誰が犯人か全くわからず、予想できなかったから、ラスト犯人がわかった時は多少驚きだったけど、シンプルに戻って考えれば、やっぱりそうだよね、と
ここまでこじらせて疑惑を持たせた製作陣の意図的勝利だと思う
キャストも皆、素晴らしい演技をだった
キッドマンやヒュー・グラントしかり、ノア・ジェプ君も素晴らしかったし、ドナルド・サザーランドはもう言うことなしの演技に圧倒的存在感
個人的には刑事役のエドガー・ラミレスも素晴らしかったと思うし、リリー・レイブのファンなので、彼女の出演も嬉しかった
エレナ役のマティルダ・デ・アンジェリスは誰が見ても、目をひく妖艶美女だったし、今後が楽しみです
しかしなぁ、よく、ヒュー・グラントはこの役引き受けたなぁと思ったし、
ニコール・キッドマンもせっかく素晴らしい演技をしてたのに、例のあれの打ちすぎなのか、顔の表情がなく、どんな演技をしても同じ表情で非常に残念だった
美しいのはいいことだけれど、少しくらいシワがあってもいいと思うし、そちらの方が好感度上がるのになぁ…
と、また余計なこと書いてしまいましたが、正直、観ていて楽しい内容ではないし、人によっては凹むかもしれません
殺人現場のグロい写真も堂々と出てきます
慣れている人にとっては普通かと思いますが、グロいのが苦手なため、まだ脳裏に焼きついて気持ち悪いです
しかし、豪華なキャストな分、内容も裏切らない
だが、あんなに振り回しておきながら、ラスト不満な人がいるのもわからなくもないため、評価は分かれそうな作品かと思います
