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イノセント・デイズのぴあのネタバレレビュー・内容・結末

イノセント・デイズ(2018年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2021.3.16〜17 記録

全6話。続きが気になり観ていくほどに引き込まれ、作品の評価としてはかなり高いドラマですが…二度観たいとは思わない悲しく後味の悪いドラマでした。
原作を知らずに映画を見て「良い作品!」と思ったら基本的に原作を読みたくなるのですが、これは原作すら読めない…読みたいとは思いませんでした。
でもそう感じてしまうくらい心に訴えかけられる重くシビアな作品。
良い演技をされる俳優さんばかりなのもまたより一層そう感じさせたのではないかなと思います。

この時こうしていればああしていればの連続でもどかしさのようなものを感じてしまい、観ていて何度も心苦しくなりました。
でもそれがまたやけに現実的なような気がしてしまうのもこの作品の凄いところで、今この世界で誰かが同じような状況になっていてもおかしくはないんだろうなと。ふと。

ラスト数秒にわたって映される瞳(芳根京子)の目が個人的にはこのドラマの中で一番印象的で。
悲しさややるせなさは勿論ですが憎さまで感じ取れる気がして、画面から目を逸らしたくなるほどのものを感じゾクッとしました。
同時に自分もまた同じような感情を持って観ていて、あぁ…と。

とにかく悲しい。
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