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義経のスマホのmanamiのレビュー・感想・評価

義経のスマホ(2022年製作のドラマ)
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もしも歴史上の偉人がスマホを持っていたら?シリーズ第3弾。義経役が川栄ちゃんなの不思議に思ってたら、そうか、少年っぽさを出すためなのね。
『牛若丸のキッズケータイ』からスタートする初回はまだスマホが欲しくて仕方ないだけの、ただのクソガキ(笑)
そして弁慶もさっそく登場、平家のスマホ1000個集めるYouTubeって何よ、誰が見るのよ。「弁慶の泣きどころ」の使い方巧いな。「天狗ゲタ子」はまんまの名前だから伏線にもなってないけど、「バチャ牛のシャナ」が頻繁に投げ銭しちゃうほどハマってるのずっと見てきたから、最後はついつい感動しちゃう。
今回のシリーズ、与一のくだりとか頼朝陣営内のマウンティング合戦とか、史実に沿ってる部分もちゃんとありながら、現代ネタを当てはめてるのが多いなって印象。
「ひろもと」だけでも笑えるのに「それってあなたの感想ですよね」パクっちゃうし。「半端ないって」とか『〜が9割』って書名とかもね。
義経が最初は「意識高い系」を小馬鹿にしてたのに、段々そっち側に染まっていくの分かりやすい。アグリー、フィックス、コンプライアンス、エビデンス、モチベ、プライオリティ、タスクにハラスメント。いやぁ、これだけ並べ立てられると、さすがに鼻につくねぇ、見事だねぇ。
コミュ障キャラなのは、イメージと違ってて面白い。嘘泣きするし、エゴサしまくるし。目の前にいるのにFUMIでやりとりする場面が序盤から何度も出てきて、それが弁慶との会話につながるのは、悔しいけどジーンとしたわ。
キャスト名のクレジットでアイコンも出てくるんだけど、ひろもとのがやけに可愛らしい。
牛若丸…小林優仁
弁慶…小沢征悦
西行(わらべでんわそうだんしつ)…山田孝之
金売り吉次…久保田武人
大江広元…ガリベンズ矢野
藤原秀衡…桐山浩一
源頼朝…塚本高史
後白河法皇…松村邦洋
梶原景時…関智一
静御前…ねお
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