イタリアの中の米軍基地という設定、その中で繰り広げられる大人と子供の青春群像劇。今までみたことない独特でフレッシュな世界でありながら、スルスルと見れてしまう観やすさもあって。
どの登場人物もステレオタイプな人は全くいないのよ!もうそれが観ていて気持ち良いし心地よい。『君の名前で僕を呼んで』をさらに深掘りしたような様々なクィアな人たちが出てくるんだけど、それが当たり前に敷かれてる感じもとても今っぽくて良い。(主人公の親は2人とも母親)
あとはティーンムービーなどでは良くある、仲間同士とのいざこざとか、そこからの仲直りとか、そういう面倒臭いシーンはほぼカットなのがよい。次の話では仲直りしてた、みたいなそれくらいのテンポ感がすごく良い。
4話の結婚パーティーはもちろん特筆すべきだし、人生最高の1日と称していたレストランでの一夜も良かった。
ケイトリンとフレイザーが2人で楽しそうに笑ってるだけで嬉しい気持ちになっちゃうね。(この2人の友情も良かったねえ)
最終話の途中に出てくる男の子はきっと、フレイザーが話していたマークだよね?自分自身のイマジナリーフレンドと決別して、目の前の友情に気づく。(『インサイド・ヘッド』!)
8話じゃ足りないくらい延々と観ていたい。
ケイトリンの沖縄編も観たい。