たぬー

レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星 シーズン1のたぬーのレビュー・感想・評価

4.5
戦争で地球から人類が滅亡した未来、未開の惑星に降り立ち人間の子供を育てる2体のアンドロイド、マザーとファーザー。マザーは凄まじい殺傷能力を持つ無敵の大量破壊兵器だった。。。という話。

巨匠リドリースコットが凄まじい予算をかけて創造したセンスオブワンダーに満ちた見たことない世界に圧倒される。ガジェットもカッコいいし表現もフレッシュ。

→シーズン1完走
これは漂流教室だ。
安心して感情移入できるキャラクターがキャンピオンぐらいしかいない。
父母の育児観の違いでもめたり、ファーザーがマザーの圧倒的なパワーに嫉妬するところなどリアリティとぶっ飛んだハードSFな世界観のギャップが楽しい。
マザー役のアマンダコリンの超現実的なルックスがハマり役。たまに魔女菅原さんに見える。

他のドラマなら2〜3シーズンかけそうなスピーディな展開。あんまりダラダラ続けないで2〜3シーズンできっちり風呂敷畳んでくれることを望む。子役成長しちゃうし。
終盤スピリチュアルな要素が増えてきたけど、SFに非科学的な要素は入れて欲しくないので、ちょっと残念。人間がアンドロイドのパワーを取り入れることができるって、さすがにおかしくないかな。

サバイバルな状況の割にみんな健康そうだし髪の毛もきれいに整えられてるのがリアリティ損なうなあ。
たぬー

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