むくむく

デスのむくむくのレビュー・感想・評価

デス(2020年製作のドラマ)
3.8
ディビッド・テナントさん目当てでAmazonに追加料金払って視聴しました。

デニス・ニルセンはどこまでも普通に見え、そこに近づいて闇に呑み込まれる警部と伝記作家。こちらも、体の平衡感覚が奪われるような、引きずりこまれるような感覚に襲われて、内から蝕まれる不快感を覚えた。
話は、スプラッター表現も生々しい描写一切なしで、地道な捜査と伝記作家とニルセンの対話が中心になる。
単調でもあるし、いい方向には絶対にいかない話だから辛い時間が過ぎていきます。でも、テナントさんだからというだけでなく、観るのをやめられなかった。

身元が判明した被害者宅への訪問シーンが一番印象に残っている。
父親は息子が不始末おこして警察が訪ねてきたと思い込んでいきなり縁切りしたといい、被害者だと知っても身から出たサビだと怒りを収めなかった。母親はひと目でいいから顔が観たいと懇願。
両親の「最悪の想像」を、現実が遙かに凌駕している事実がのしかかってきた。

このデスとテナントさんが同一人物だと思いたくない日々が続きました。
上手いという表現ではとても言い表わせないです。
大きな賞受賞されましたね!
おめでとうございます!
受賞にまる1日興奮してました🎉