前編と後編で2週に分けて放送された新作スペシャル
連続ドラマ「少年寅次郎」(1~5話)の続き
〇前編
最愛の妹、さくらに見送られ葛飾・柴又を旅立った車寅次郎。あれから1年、母・光子(井上真央)を亡くした寅次郎は、故郷柴又には戻っていない。しかしビジネスの旅の途中の山形で、初恋の人、さとこ(森七菜)と再会。さとこからもらったりんごに、よみがえる柴又の日々。わんぱく小僧だった寅次郎はお供えから拝借したりんごを、打ち直し中の布団の中に隠すが…そんな泣き笑いの母との毎日を思い出し、故郷へむかう。
〇後編
1年ぶりのくるまやは留守で、寅次郎は母・光子(井上真央)の遺影の隣に、喧嘩したままの父・平造(毎熊克哉)の遺影を発見する。そこにさくらやおいちゃん(泉澤祐希)やおばちゃん(岸井ゆきの)が墓参から帰ってきて、寅次郎は思わず隠れる。隠れたまま思い出話を聞くはめに。10歳の寅次郎はやはり押し入れに隠れて騒動になったことがある。あの時光子が語った寅次郎への思いが、14歳になった寅次郎の心を動かす。
最後までさくらに会えなかったのは山田洋次監督作品「男はつらいよ」(一作目)に繋がる為の設定として仕方がない