このレビューはネタバレを含みます
下調べはあまりせず、"ジャケ買い"で見始めた。見てよかった、本当に。
チェスのルールは知らないし、用語も全くわからない。
でも、そんなことどうでもよくて、グッと引き込まれる物語だった。
ベスから初めての遠征費の出資を頼まれ、手紙も書き添えず、すぐに10ドルを送るシャイベルさんの寡黙な応援。
いつもの地下室に、ベスが旅立ってから作られたスクラップの束の中に、そっとピン刺しされた唯一2人で撮った写真。
シャイベルさんの映像は流れなかった。
どんな気持ちで、お金を贈ったんだろう。密かに作ったスクラップボードをどんな表情で眺めていただろう。
想いを馳せ、ずっと密かに応援し続けていた愛に涙が止まらない、止まらない…
気にかけていたのは、シャイベルさんだけじゃない。
ジョリーンも、大きな愛と信頼でベスを包んで、元いた所よりも高いところへ引き上げた。
「アンタは深い穴のどん底にいる。しかも、自分で穴を掘った。だから掘るのはやめな。」
ボルコフ戦では、今まで戦ってきたライバルが、時には彼氏？として、戦友として応援し、見守り、支えた。
説明的なアニメ、映画が多くて
ハイハイ、こういう流れになるんでしょ？って、1.5倍速でながら見してたけど、
このドラマはそんなことさせてくれない。
心に残る最小限で最大限なストーリー
