アニャテイラージョイがスプリットの時よりも
格段に大人に、格段にキレイになって帰ってきた!
もう、こんなに惚れぼれしてしまう女優他にいない。
親を亡くして、孤児院で育ち
そこで知ったチェスで才能を開花させていく
ダークなサクセスストーリー。
親を亡くしたトラウマと闇を払拭するかのように
チェスにのめり込んでいく姿。
そして、薬・酒・タバコ...
観る側をとことん引き込んでいく。
こういった心の葛藤をしながら
もがき戦っていく作品が何より好物。
1960年代の世界観
チェスから家具まで全ての木材の擦れる音や温もり。
逆に照明やカメラワークによってはそれらを
不気味に映しだす手法。もうお見事。
何よりもアニャテイラージョイはじめ
役者が美しいこと。
カメラがアップになっても見惚れてしまう。
生い立ちゆえにあまり感情を出さない主人公の
繊細な葛藤や闇を何気ない顔面神経の動きで表現されるなど、絶妙。
久々にのめり込めるドラマに出会えた。
それにしてもアニャテイラージョイ
ため息が出るほどホントに美しい...