かわちゃん

クイーンズ・ギャンビットのかわちゃんのレビュー・感想・評価

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
4.2
1シーズン・7話とコンパクトなドラマなので
配信一週間で軽々と2回転、観てしまいました。

主人公・ベスのキュートさだけでなく、
登場する、ファッション、小物、インテリア、
車、建物、街、、、ぜんぶかわいい。。
((メキシコシティが特にかわいい。))

チェスはちっとも知らない私ですが、
画面がもうずっとかわいいので飽きません。

ボロゴフに敗北を喫した後、
一人ぼっちの自宅で、やさぐれ、酒浸り、、
青白い顔になったベスでさえかわいい。。。
自身の神童時代の新聞記事を
自らぼたぼたぼた〜っと汚してしまう情けなさ、、
これさえもかわいいでないの。。。

ベスを演じるアニャ、
幼さ残る10代から、美しくなっていく20代まで
彼女のキュートさがぴっちりとハマっておりました。。。

養護施設にいた14歳のベスは、まるでペットのごとく
アルマにあてがわれてるようにして貰われていったのですが、
その後、世界を旅する遠征の日々を重ねるにつれ
徐々に親子の愛情も深まっていったようでした。
このちょっと不思議な母娘関係も見ていて興味深かったです。

一方、本当のお母さんからは
捨て駒にされたという呪縛があり、
全話通して挿入されている子供時代の回想シーンでは、
母・アリスから娘へ向けられた言葉が
ズサズサと突き刺さります。

また、元チャンピオンのベルティック、
師匠のシャイベルさんや、
幼なじみのジョリーン、など、、、
才能溢れるベスと比較してしまうと「普通」の人である
まわりの人たちの歩みも後半で示されていくので、
チェスプレイヤーとしての成功の代償だったかのような
ベスの荒みっぷりが際だってきます。

仲間たち大集合で、しあわせな最終回。
ボロゴフ戦で助けをくれた
タウンズやベニー、ベルティックなど、
おや???今まで遊んできた男たちが勢揃い、、、??
ここら辺の関係性は、女性像としてどうなの?
という描き方ではありますが、
それでも、、、
あの試合後、クイーンの風格たっぷりで
モスクワの街頭チェスに颯爽と現れ、
純粋にチェスを楽しみにいっているベスの姿は
最強に美しくて、かわいい!
そしてまた1話から見直してしまうのですよ。。。
かわちゃん

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