ダフネの芯のある女性像が、19世紀初頭の「女性は男性に従うべき。」という概念を取り払っているようでした。
「女性は男性に付き従う」という、今にも残る悪しき考えは物語の中に存在しているのにもかかわらず、「人種差別」の問題は全くと言っていいほど取り上げられていなかったので、少し違和感を覚えました。
私のように違和感を感じた方は多いはずですが、その違和感が自分の頭の奥底に潜んでいる差別意識から生まれるものではなく、歴史がそうでは無かったからという理由であって欲しいし、いつか皆が自然にそう思えるようになるべきであると思いました。
